東村山市西部エリア地域ケア会議に参加しました。

ひまわり治療院

0120-630-680

〒187-0044 東京都小平市喜平町3-3-8-114

[ 診療時間 ] 月~土曜 9:00〜18:00 ※時間外応相談 / [ 休診日 ] 日曜

ひまわりの背景画像

東村山市西部エリア地域ケア会議に参加しました。

ブログ

2019/10/24 東村山市西部エリア地域ケア会議に参加しました。

iryou_jujisya_jimu

 

こんにちは!訪問マッサージのひまわり治療院の上野唯尊です。東村山市西部エリア地域ケア会議に参加しました。

「在宅看取り患者を地域で支えていくために」というテーマのもと、地域の居宅介護支援事業所の介護支援専門員の方を中心に、地域包括支援センターの方、市役所の方、民生委員の方、訪問看護の方、薬局の方、訪問診療のお医者様、訪問歯科のお医者様、福祉用具の方、国立看護大学の学生の方、訪問介護の方、デイサービスの方、訪問マッサージの方、様々な方がお集まりになっておりました。

 

内容としては、清瀬市にある親愛病院のMSWの方を講師にお招きして、ホスピス・緩和ケアについて現場の実際の様子についてお話を頂戴いたしました。

WHO(世界保健機関)の緩和ケアの定義(2002年)緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し、和らげることを通して向上させるアプローチである。痛みやその他の苦痛な症状を和らげる。生命を尊重し、死を自然の過程と認める。死を早めたり、引き伸ばすことを意図しない。緩和ケアにおける心理的側面とスピリチュアルな側面を統合する。患者が最後まで人生をいきいきと、できるだけ活動的に生きることを支える。家族に対し患者の闘病中の死別後の生活に適応できるように支える。チームアプローチを用いて患者と家族のニーズに対処する。必要であれば死別後のカウンセリングを行う、としている。

 

診療報酬の改定から国の緩和ケアの方針としては、一か月以内の入院の診療報酬を厚く二か月以上の入院から点数を低くしていて、長期入院を想定していないことが伺える。患者さんご本人やご家族の立場から、入院費用はいかほどか?部屋の差額室代が大きなポイントとなり、無差額室(二床部屋)利用であれば、ざっくりひと月の負担額が10万円、個室一日8000円、特別室一日10000円、がプラスされて、ひと月の負担金額が40万円となる可能性があるようです。もちろん、個別の経済状況を勘案して病院側の配慮を得られる場合もあると思われるが、様々なその時の状況により、無差額室を常に利用できるわけではなさそうである。以上は親愛病院のケースで個別の病院事情により違うとの事。

 

緩和ケア病棟への入院はいつでもオッケーという訳ではなく、申し込みをしても待機しなければならないこともあることや、病院側から準備出来ましたの連絡があっても、本人やご家族の希望で先送りとなり、再度入院希望のタイミングに空きがないということもあり、親愛病院のMSWの講師の先生は複数のホスピスの申し込みを行って欲しいと訴えておられました。

 

親愛病院の緩和ケアの対象疾患は悪性腫瘍のみ、HIV(エイズ)は対応不可、生体検査(細胞診)での確定診断を受けていない場合でも臨床診断にて明らかに悪性腫瘍だと親愛病院の医師が診断した場合は受け入れ可能。透析や人工呼吸器が必要な人は対応不可、大声・徘徊・暴力行為・その他安楽な生活に影響があると判断される方以外であれば認知症や精神疾患を既往に持つ方も受け入れます、との事でした。

 

緩和ケア病棟に入院している方への訪問マッサージというのはできませんが、居宅において終末期の緩和ケアを受けていらっしゃる方への訪問マッサージというのは訪問診療のお医者様のご同意があればお受けすることができます。私の経験を申し上げますと、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方お二人、末期がんの方お二人、訪問させて頂いたことがございます。いずれの方も身体の痛みで眠れない等により、ご家族さまからのご依頼でケアマネジャー様より、お話をいただきました。いずれの方も直前まで訪問させて頂きました。心をこめて施術をさせて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

TOP