織姫と彦星

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2021/07/07 織姫と彦星

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今日は7月7日、七夕ですね。天帝により離れ離れにされた夫婦、織姫と彦星が1年のうちで7月7日だけ会うことが許された。という物語。

 

天の神様の「織姫」は美しいはたを織っていました。神様はそんな娘が自慢でしたが、毎日化粧もせず、身なりに気を遣わずに働き続ける様子を不憫に思い、娘に見合う婿を探すことにしました。

 

すると、ひたすら牛の世話に励む勤勉な若者「彦星」に出会います。この真面目な若者こそ、娘を幸せにしてくれると思い、その若者を結婚相手に決めました。

 

そんな二人は毎日仲睦まじく暮らしましたが、これまでとは一転して遊んでくらすようになり、仕事を全くしなかったため、天の服は不足し、牛達はやせ細っていきました。神様が働くようにいうも、返事だけでちっとも働こうとしません。

 

ついに怒った天の神様は、織姫を東に、彦星を西に、天の川で隔てて引き離し、二人はお互いの姿を見ることも出来ないようになりました。

 

それから二人は悲しみにくれ、働こうともしなかったため、余計に牛は病気になり、天の服はぼろぼろになっていくばかりです。

 

これに困った天の神様は毎日真面目に働くなら7月7日だけは合わせてやると約束すると二人は真面目に働くようになりました。

 

こうして毎年7月7日の夜は織姫と彦星はデートするようになりました。  という話だそうです。

 

また、7月7日に降る雨のことを「催涙雨」(さいるいう)と言い、これには様々な捉え方がありますが、一般的には「年に1回の機会に会うことが出来ずに悲しむ織姫と彦星が流す涙」というものだそうです。

 

今年は午前中は雨もよう、午後から日差しが出て強烈な暑さに見舞われましたが、午後には曇り空となり、きっと今年も会えなかったのではないでしょうか。織姫と彦星はお互いに憎しみあって別れたのではなく、別れなくてはならない事情がきっとあったのでしょう。

 

お互いの価値観の相違が最初は1mm、2mmほどだったのが時が経過するにつれて、1cm、2cmと広がっていき、やがて1m、2mと修復不可能なものまで広がってしまったのかもしれません、いや、彦星は夫婦になる前にきっと別れる日が来ることが分かっていたに違いありません。

 

生きているうちに織姫と彦星は再び会うことがあるのでしょうか?おばあさんとおじいさんになってから会って、「お互い年取ったねー」などと感想を述べあったりする日がくるのでしょうか?織姫と彦星には子供はいなかったのでしょうか?などと妄想を膨らませてしまいますが、もうひとつ悲しいお話があります。

 

北海道釧路市阿寒摩周国立公園内にある阿寒湖にしか生息していない国の特別天然記念物に指定されている「まりも」6億5千万個も湖底に沈んでおります。そのまりもにまつわる「恋マリモ伝説」をご存じでしょうか。

 

恋仲となったアイヌ民族の若い男女が身分違いから結ばれず二人は阿寒湖に身を投げ、魂が姿を変えてマリモになった物語。昭和初期に阿寒湖観光の宣伝で使われ始め今もイベントなどで取り上げられている。

 

1924年(大正13年)発行の「アイヌの伝説と其の情話」に収録されており、アイヌ民族の伝説と考えられてきた。しかし、アイヌ民族や研究者の間では日本人(和人)の創作との見方もあるが、この物語が「マリモ」を有名にしたということは事実なようです。ちなみに私はマッサージ施術に訪問している女性がお若い頃、北海道で

観光バスのバスガイドをしていて、この話を乗客の方に阿寒湖を案内する際には必ずしていた。ということで知りました。実際にありそうな話で阿寒湖に身を投げた二人のつらい気持ちを想像すると目に涙が浮かんできます。

 

 

 

 

 

 

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