マッサージとこむらがえり(あしがつる!)

ひまわり治療院

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マッサージとこむらがえり(あしがつる!)

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2017/11/26 マッサージとこむらがえり(あしがつる!)

komuragaeri

こんにちは!小平市で訪問マッサージをしています、ひまわり治療院の上野唯尊です!小平市喜平町3-3から直線距離で16Kmまでのお宅に訪問マッサージをお届けできます。インターネットのサイトで「直線距離を計測」で検索していただくと、簡単にご自宅へ訪問可能か、わかります。

 

訪問マッサージをしていて聞かれることが多いのが、脚のふくらはぎや足の裏の筋肉がつる「こむらがえり」についてです。プールなどで冷たい水の中に入ったとき、高齢者の方では運動をした後、夜間に眠っているときに良く起きる一過性の筋収縮のことです。ちなみにマッサージ施術中に起こることもめずらしくありません。

 

「なぜあしがつる!のか」

これは、神経根の障害による現象である。脊柱(頸椎・胸椎・腰椎・仙椎)より、身体の各部に向かって末梢神経が伸びている。その脊柱から各部に伸びる根本の部分にあるのが神経根である。

 

脚のふくらはぎの部分を支配する神経の神経根はL4・L5・S1・S2・S3にあります。(Lは腰椎、Sは仙椎)神経根はトンネル状の狭い穴を通ります。その穴は神経線維の他血管や脂肪組織で構成されています。

 

私たちの身体は加齢に従い変性していきますが、この神経根周辺の穴も次第に狭窄していきます。そこで、一過性の筋収縮の原因ですが、神経根周辺の狭窄によってふくらはぎへ送られる神経の「栄養効果」が減少し、筋肉組織が「超過敏」になってしまうのです。それがわずかな刺激をきっかけに急激な収縮を起こしてしまうのです。

 

「超過敏となるのはどういう仕組みで起こるのか」

アメリカのW、キャノンが実験で示した理論によると、神経と筋肉が正常に機能するにはまず、神経根から放出される「栄養因子」が存在するのだといいます。そして、その「栄養因子」が遮断されると筋肉は超過敏になってしまい、その感受性の強度は1000倍にも達するというものです。この超過敏な現象は骨格筋や平滑筋にとどまらず、心臓の心筋や交換神経節、脳などにもみられると報告している。

 

「こむらがえりを予防するには」

筋が収縮するきっかけを作らないことです。つまり、冷たい水や外気に脚をさらして、ふくらはぎの筋肉を緊張させないことです。また、夜寝るときも足首をまっすぐに伸ばしたままだと、ふくらはぎの筋肉部分が短縮した状態で、こむらがえりが起こりやすくなってしまいます。時々足首を曲げると良いでしょう。

ふくらはぎや足の裏に起こる一過性の筋収縮は腰にある神経根におおもとの原因があるのですから、その周辺の狭窄を緩めるように日頃から腰を温めるのが良いといえるでしょう。また、ミネラル不足による筋肉の異常収縮である場合もあり、熱中症の前後に起こることがあるので、水分の不足が原因ということもあります。

 

「脚がつる原因について」

筋肉の疲労(激しい運動後など)十分に準備運動をしていない、普段使っていない筋肉に急に力を入れる。運動不足、水分不足、水泳などで冷たい水に長く浸かる、マグネシウム、ビタミンEの不足、アルコールの飲みすぎ、嘔吐、下痢、過度な発汗などによる脱水、妊娠等、

私たちは毎日の食事からビタミン、ミネラルを補給していますが、胃腸が弱かったり摂取量が少ないといくつかの危険信号を出して本人に知らせます。こむら返り、足がつるの他にも生理前の腰痛、下腹部痛などが起きることもあります。

 

脚がつる!の原因としては代謝産物の異常、水分バランスの異常、血漿電解質濃度の異常、冬の寒さや夏の暑さなどの過酷な環境条件、神経系の反射異常が起こらないようにすることが重要です。筋肉(腱)の中には筋肉が伸びていることを伝えるセンサーがあります。このセンサーから脳は「これ以上筋肉を収縮させるな!」という信号を受けています。筋肉が疲労すると、センサーの信号量が減ります。すると、脳は「筋肉を持続的に収縮しろ!」という命令を出します。「つっている」筋肉をゆっくりとストレッチすると「つり」が解除されて元の状態に戻りやすいのはストレッチを行うことでセンサーの信号を出やすくするためです。

 

脚がつる!こむら返りの予防は筋肉を疲労させないことです。筋肉が疲労してきたら、マッサージ等で疲労をとりましょう。また、つりやすい筋肉をストレッチしておくことで、センサーを含めた神経を目覚めさせることができます。

 

神経の伝導にはイオンを使うので、スポーツドリンクなどで運動前や就寝前にしっかりとイオンの補充をすることも効果的でしょう。また、バナナはカリウムを多く含むのでおすすめです。

 

脚がつる!のが頻繁な場合には病気が隠れている場合もあるので、診断能力の高いお医者様の診察を受けることをおすすめいたします。まれに、心筋梗塞になりそうだ!というサインの場合があります。高齢の方で、整形外科疾患として多いのは脊椎疾患、特に腰部脊柱管狭窄症で、腰の骨、椎間板、靭帯の老化現象の可能性があります。

 

他に糖尿病、椎間板ヘルニア、動脈硬化、下肢の静脈瘤、肝臓の病気(肝硬変)、透析患者、等でも起きます。内科的病気では静脈瘤、甲状腺機能低下症、肝炎、肝硬変、

副甲状腺機能亢進症、低ナトリウム血症、尿毒症、糖尿病、動脈硬化症、神経系の病気等さまざまです。

 

薬の副作用の場合もあります。

交感神経β遮断剤(高血圧の薬)、塩酸カルテオール、塩酸セリプロロール、ピンドロール、坑甲状腺剤(チアマゾール)ベンゾチアゼピン系Ca拮抗剤(塩酸ジルチアゼム)ジヒドロピジン系Ca拮抗剤(フェロジピン)

薬の成分名(商品名)プラバスタチン・ピンドロール・アテノロール・テオフェリン・フロセミド・クロフィビラート・心臓病や高血圧の治療薬、利尿剤、等

 

脚がつる!対策の栄養素はマグネシウム!脚がつるのを防止する栄養素として役に立つミネラルで最も不足しがちなのはマグネシウムです。マグネシウムは体内で不足しがちな上に薬などでも消耗します。脚がつる・こむら返りの原因の多くは「ミネラル不足による筋肉の異常収縮です」筋肉の収縮および弛緩のバランスをとっているミネラル分が不足して筋肉が異常収縮を起こして痛みが起こります。ミネラル不足は食事の影響も大きいですが、急激な運動、冷え、水分の不足、血行不良によっても起こります。

 

マグネシウムを多く含む食物には煮干し、わかめ、かぼちゃ、アーモンド、ひじき、しらす、なまこなどがあります。マグネシウムは細胞の活動に必要なカルシウムが細胞に出入りする状態を助ける働きを持っています。そのためマグネシウムが不足すると筋肉が過敏になります。マグネシウムの筋肉弛緩作用は昔から認められており、多量を静脈から投与すると、妊娠中の子宮収縮、妊娠中毒症を緩和することが知られています。マグネシウム一回量400mgとして、一日2~3回摂取が適量ですが、取りすぎは下痢となります。腎臓や心臓に問題のある方は分子栄養学に詳しい医師に相談してサプリメントから摂取する方法もあります。

 

クエン酸、ホウ酸はマグネシウムの吸収を良くします。クエン酸(梅干し・酢・レモン・オレンジ・グレープフルーツ・もも・いちご・キウイフルーツ・メロン・パイナップル)ホウ酸(寒天・りんご・なし・ぶどう・ピーナッツ・わかめ)

 

脚がつる!筋肉痛にビタミンE! ビタミンE(トコフェノール)を400IU以上を摂取することでこむら返りが減りますがしかし、坑凝血薬を服用しながらビタミンEのサプリメントを摂取することは不適切です。漢方薬処方では、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は発作の緩和に即効性があり有効です。飲んで10分とたたないうちに症状が消えて楽になります。

 

西洋医学では筋肉の緊張状態やけいれんの対策に筋弛緩剤を使います。ビタミンEやマグネシウムのサプリメントを飲むと脚がつることが起きにくくはなりますが、即効性はありません。芍薬甘草湯は発汗が過多のあと、邪気が内に迫って筋肉の拘急、腰脚のけいれんが起きたときに攣急や疼痛を緩和させる目的で頓服として用います。まさにこむら返りの症状にあてはまります。症状が激しい場合にも飲むとたちまち杖がいらなくなることから、去杖湯(きょじょうとう)とも呼ばれています。芍薬甘草湯は筋肉の痛みだけでなく腹痛にも効果があります。また、糖尿病、肝硬変などの病気が原因で起こる「こむらがえり」にも短期間の服用で効果が出る場合が多いようです。ただし、甘草を含むので大量に服用すると、むくみが出たり、血圧上昇まどの症状が出るアルドステロン症となる為、長期の服用は注意が必要です。

 

東洋医学での治療 脚がつる、こむらがえりは筋(すじ・腱)や脈(血管・リンパ管)に栄養や潤いがいきわたらなくなることで起きると考えられています。血虚の方に多いと考えています。血虚とは、(手足のしびれ、筋肉がぴくぴくする、めまい、唇や爪の色が薄い、爪が割れる、動悸、不眠、集中力低下、頭痛、生理不順、目がしょぼしょぼする、視力の低下、)

陰虚とは、(貧血、のぼせ、ほてり、寝汗、口が乾く、いらいら、微熱、ドライアイ、身体がやせる、尿が濃い、)

邪気(おもだるい、頭痛、発熱、悪寒、痛み)

血虚や陰虚は長い期間の気血陰陽のバランスの乱れ(慢性病、疲労の蓄積)発熱などが原因で邪気の影響も受けやすくなります。また、筋と肝とは東洋医学では関係が深いとされ、肝は血を蔵すところでもあり、脚がつるなどの筋肉のけいれんは肝血不足と大きなかかわりがあります。パソコン等で目をよく使う、頭を使う、イライラすることが多い、夜更かしをする、食事をきちんと摂っていない、などが思い当たる方は要注意です。あしを冷やさない、血を補うものを摂る(レバー)好き嫌いせずに食べる、夜にきちんと睡眠をとる、目や頭を時々休ませる、リラックスした時間を持つ、などが良いでしょう。

 

脚がつる、こむら返りを起こしやすい方へのツボ刺激  ふくらはぎの縦方向中央ラインの膀胱経絡上に、合陽・承筋・承山・と呼ばれるツボがあるのでここに重点を置いてふくらはぎ全体を上手にマッサージしてください。足の裏の真ん中の足心(奇穴)というツボをこぶしでたたく。また、ふくらはぎがつったときは承山というツボを押してください、よく脚のつる方は前兆を感じた時に押すのが効果的です。他に、足の臨泣というツボも効果的です。

承山(膝の真裏の中心、委中穴の下、腓腹筋内側頭と外側頭の筋溝下端=ふくらはぎの中央で筋の盛り上がりの下)

足の臨泣(第四、第五、中足骨底間の前陥凹部に取る。まとめとしては脚をひやさないこと、ポカリスエット等により、水分補給を行うこと、ふくらはぎのこまめなマッサージ等が効果的ではないかと思います。

訪問マッサージをお考えの方、小平市で訪問マッサージをしております、ひまわり治療院の上野唯尊までご連絡をお待ちしております!!最後までお読み頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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