小平市のパーキンソン病の方へ訪問マッサージをお届けしております。

ひまわり治療院

0120-630-680

〒187-0044 東京都小平市喜平町3-3-8-114

[ 診療時間 ] 月~土曜 9:00〜18:00 ※時間外応相談 / [ 休診日 ] 日曜

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小平市のパーキンソン病の方へ訪問マッサージをお届けしております。

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2019/06/02 小平市のパーキンソン病の方へ訪問マッサージをお届けしております。

 

 

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こんにちは!小平市とその周辺市町村において訪問マッサージをお届けしております、ひまわり治療院の上野唯尊です。

歩行困難な方で関節拘縮または筋麻痺をお持ちの方はお医者の同意があれば、医療保険の療養費を使った訪問マッサージを受けることができます。

申請書は私の処にございますので、お気軽にお電話を! 0120-630-680

 

小平市のパーキンソン病の診断を受けている方へ訪問マッサージをお届けしております。こちらのお宅には週2回の訪問で8年目となっております。

お正月以外は休みなく定期的に訪問させていただいております。パーキンソン病と診断されてから20年以上経過しています。薬が効いていない時は全身の筋肉がキューっと引き締まり、金縛りにあったような状態で身体を動かすのが本当に大変です。

 

薬が効いていない時には全く動けないということではないのですが、ゆっくりと自分の身体と相談しながら歩くことが、かろうじて出来ている状態です。

一日3回飲む薬が効いている時間が一回あたり1~2時間あり、この時間を利用して家事を行っています。(現在ご主人さまとの2人暮らし)

 

左右の肩甲骨の間が常につまっているような感じにお悩みになっています。腕や肩まわりの筋肉の収縮によるこわばりや痛み、動作不良の症状が出ることもあります。体操や有酸素運動により解消するという方法もありますが、貴重な動ける時間は家事や身の回りのかたずけの時間に使いたい、ということで訪問マッサージを活用して頂いております。

 

先日、ピンポーンと呼び鈴を押して玄関を開けて靴を脱いで部屋に上がろうとしたら、その先の板の間のリビングにしゃがみ込んでいるご利用者様が目に入りました。(いつもと様子が違うなどうしたんだろう?)と思い、大丈夫ですか?とお声かけしながら、リビングに入っていきました。

 

ねえ、ちょっと見てほしいんだけど、これ虫よね動いているよね?と、リビングの板の間にはりついた黒いシミを指しておっしゃいました。私は「この黒いのが動いているように見えるのですか?」と再度確認したところ、「そうよ、これマダニよね動いているので殺虫剤で退治しようと思って主人に言ったら、

動いてないよ、それは床のゴミだよ、といわれたのであなたに見てもらおうと思って待っていたのよ。というご返事でした。

 

私は、ああパーキンソン病の薬の副作用の幻覚が見えているのだな、と気づき「これは床にはりついたゴミですね、薬のせいで見えないものが見えてしまっているのですね。と申し上げてご主人をみると、困ったような表情のご様子でした。私の発言にはご本人様は素直に認めてくださったようで、「ああそうなのね、以前家の外の塀に動く蛇が見えたことがあったけど、あれも幻覚だったかもしれないわね。」と自分の見えているものを否定し、虚構の世界が見えていることを客観視することが、出来たご様子でした。

 

ご主人は教養も深く、穏やかな理想的な方なのですが、いつも一緒にいるがゆえに、その言動が信じられず、他人である私の意見には素直に耳を傾けられるというご夫婦の難しさを感じさせる出来事でした。

 

パーキンソン病の治療薬もそうですが、薬の成分が脳の中に入っていけるのは特殊な薬といえます。覚せい剤などもそのひとつで、乱用者の中には体中を虫が這っているように感じて全身を掻いて全身血だらけになる人がいるという話を聞きます。人間は自分の見たものがカメラのように自分の目に常に正確に映し出されていると思っている方が多いと思いますが、見たものは脳に信号として入力されて、処理されて認識される仕組みとなっております。そのために、

脳の中に薬物が入っている状況では、その薬物による影響により、存在しないものが見えたり感じられたりするというのが人間なのです。

 

今回、ご利用者様は最近薬の効いている時間が短かったり、全く効かなかったりという状況をお医者様に訴えて薬を増やしたり、新しい薬を追加したりされていました。パーキンソン病については神経難病の中でも罹患している方は多いので、たくさんの薬の種類があり処方されているようです。お医者様でも薬については個人により、症状や効果の変化に差があることや二種類以上の薬の相互作用や副作用についてはすべてわかっている訳ではないそうです。使ってみて、その人に合うかどうか様子をみて、そのことにより、どうするかの判断をされているようです。

 

お医者様としては患者さんからの訴えがあれば薬を追加したり、変えたりせざるを得ないという現状のようで、患者さん自身が自分の状態、変化、副作用の状況を総合的に判断してバランスの良い薬の状況について考える必要があり、お医者様まかせで良い病気ではないというのが実情のようです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。訪問マッサージをご検討中の方はひまわり治療院の上野唯尊までご連絡お待ちしております。

 

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