東村山市の多発性硬化症の方へ訪問マッサージに伺っております。

ひまわり治療院

0120-630-680

〒187-0044 東京都小平市喜平町3-3-8-114

[ 診療時間 ] 月~土曜 9:00〜18:00 ※時間外応相談 / [ 休診日 ] 日曜

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東村山市の多発性硬化症の方へ訪問マッサージに伺っております。

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2018/05/12 東村山市の多発性硬化症の方へ訪問マッサージに伺っております。

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こんにちは!小平市で訪問マッサージをしております、ひまわり治療院の上野唯尊です。お身体の不自由な方でお医者様のご同意がいただければ医療保険の療養費を使ったマッサージを受けることができます。申請書は私のところにございますので、ご連絡を頂ければ訪問させて頂きご説明させて頂きます。0120-630-680

施術中、移動中などですぐに頂いたお電話に出ることが出来ない場合がありますが、メッセージを残していただければ当日中なるべく早くご連絡させていただきます。

 

東村山市の多発性硬化症の方へマッサージをお届けしております。多発性硬化症という名称は「脳やせき髄に多発性の硬い病巣がみられる病気」という意味からつけられています。この病巣は脱髄病変といい、神経線維をおおっている髄鞘が主に障害されています。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく起こっては治るということを繰り返すので、患者さんはさまざまな神経症状の再発と寛解(改善)の間でお悩みになります。

 

訪問させていただくようになってから一年以上が経過しています。男性の方で20代後半になります。とても礼儀正しく、思いやりの深い高い人格を備えた青年です。個人情報には最大限の配慮を行い個人が特定されることのないように書かせて頂きます。男性にはブログを書くことにご了承いただいております。様々な病気の方の苦しみを理解することにより、さまざまな差別、偏見による心無い言葉や行動を行う方が少なくなり住みやすい世の中となるように願い紹介させていただきます。

 

男性は社会福祉士となるための大学に通っている時に記憶障害が著しくなり、学業継続が困難となりやむなく、こころざし半ばにて中途退学をとなりました。症状としてはさまざまなものがありますが、その一部を紹介させていただきます。常時腕や脚、身体が自分の意思とは無関係にふるえ眼振により目玉が常に動き、ジストニアといわれる症状により首がたえず動き、姿勢保持も困難を極め自力歩行も困難な状態が続いております。

 

多発性硬化症を専門とする医師の診察を受け通院を行っています。現在考えられる治療は一通り行ったようですが新しい治療法の開発が待たれるところとなっております。

日中も起立性低血圧等の症状もみられ安定した座位を維持することも困難なことも多く眼振によりテレビ画面をみることが困難でありパソコン等も手の震えにより困難です。主にラジオから情報収集を行っています。記憶障害が少しあり、例えば資格取得の勉強などは難しいようです。

 

男性からさまざまなお話を頂戴しております。その中から印象に残ったお話を紹介させていただきます。人間として生きている以上、ひとり一人さまざまなプライド(人間としての誇り)を持って毎日生きています。そして無意識にあるいは意図せずに他人のプライドを傷つけてしまうことがあり、わたくしも施術者としてご利用者様にかかわらせて頂く中で行動や言葉の使い方には細心の注意が必要と感じる内容がございました。

 

病気とわかるまで、わかってからを含めて、男性はほんとうに大勢のお医者様に診察していただいたそうです。ほとんどのお医者様は男性の困難な症状に真摯に向き合い治癒の為に真剣に取り組んで下さった、深い感謝の気持ちを持ってお医者を心からご尊敬申し上げているということでした。その中であるお医者様の診察で知能指数の検査なども行うことがあり、その際のお医者様の一言なのか独り言なのか「ふーんバカじゃないんだ」という一言に大変に怒りがこみあげてきたそうです。いままで自分のことをなんだと思って見ていたのか?と、またあるお医者様は男性の首がたえず動くのを見た後、物まねのようにお医者様が自分の首を動かして見せて笑っていたそうです。男性は好きで首を動かしているのではなく、自分の意思とは無関係に動く首に悩んで診察を受けているので、おかしくも何ともないばかりか、本当に悲しくなったといいます。

最近はセクシャルハラスメント、モラルハラスメント、パワーハラスメントなど様々な力の強い方、立場の強い方からの嫌がらせ、いじめが問題となっていますが、私のような立場の弱い、社会的地位の低い者も意識せずに、ご利用者様を傷つける言葉や行動をしてしまう恐れのあることを肝に命じ、謙虚な気持ちを忘れずにご利用者さまに接していかなくてはならないと感じました。

 

最近空想することがあります、上記の男性宅へある日いつものようにマッサージ施術のために訪問したところ、いつも出迎えて下さる男性のお母様から「今度のお医者様の治療ですっかり良くなったのよ!」「もう身体や腕、脚がふるえることもなくなったの!」「もうマッサージは必要ないみたい」たぶん私はうれしいんだか何だかわからないけど、泣いてしまうと思います。男は人前で泣いてはいけない恥ずかしいことだと親父より幼少時によくビンタをくらっていましたが、自分のことではなくて他の人のことだったら許されるのではないでしょうか?そんな日がくることを望んでいます。

 

 

 

 

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