関節拘縮を起こしている関節へのアプローチについて

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関節拘縮を起こしている関節へのアプローチについて

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2017/11/30 関節拘縮を起こしている関節へのアプローチについて

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こんにちは!小平市でマッサージをお届けしています、ひまわり治療院の上野唯尊です!本日は関節リラクゼーションテクニックについてまとめてみました。

関節拘縮をおこしている関節にどのようにアプローチしたらよいのかをまとめてみました。

 

骨間角度に重点をおくのではなく、ひとつの関節の動きが制限されている原因、すなわち萎縮を起こしている筋肉に着目していきます。萎縮している筋肉を見極めて生体に必要な最小限度の刺激を与えて関節を構成している組織全体に活力を与え、目的の筋肉の萎縮を改善させることで結果として関節拘縮を改善させます。

 

萎縮した筋肉が緩むと筋肉内で圧迫されていた血管も緩み血液の循環が改善されます。筋肉内に酸素と栄養が供給され、老廃物質や余分な水分が排出され筋肉組織の改善が行われます。すると、筋肉に弾力が出てきます。筋肉に弾力が生じれば関節部に今までになかった遊びの部分が出てきます。

 

その遊びの部分を利用して関節を動かすことで、その関節を構成しているすべての組織を動かすことができます。また、関節を動かすという行為の中で筋肉は収縮→弛緩→

収縮を繰り返すことになり、筋肉はポンプ代わりとなり、血行促進が図れることになります。関節に遊びができればできるほど無理なく関節可動域は広がり、筋肉はますます血行促進が図れて筋肉が太くなり筋力が出できます。

 

そこまでくると、次は筋力増強運動につなぐことができます。そして膝関節と股関節の可動域がそれぞれ90°まで広がれば座位の姿勢がとれるようになります。座位保持ができれば重力の負担だけでも生体は筋力を増強できます。食事も寝たままで食べるよりも座って食べれば消化能力も向上し排便など内臓器官に対する良い影響も十分に期待できて生命レベルは向上します。

 

施術を行うときに注意することは、筋肉の筋腹に直接刺激を与えてはいけないということであります。筋腹に直接刺激を与えると収縮していまいます。可動域いっぱいでストレッチするわけではなく、関節の遊びの範囲内での反復運動を行うのであります。

 

「浮腫へのアプローチ」

血液循環が悪いといっても、原因は多種多様である。例えば腎機能が低下している場合、利尿作用が悪く、また利尿剤を飲んでいても腸への吸収が悪い場合などでも浮腫が強くなります。また心臓疾患など循環機能そのものがレベル低下している場合、関節拘縮で血管の圧迫がある場合、がん末期の全身状態での浮腫などは腹水や肺水腫などにも及びます。

 

浮腫は筋肉組織内に水分が溜まり内部から筋組織を圧迫します。筋が圧迫を受けると組織内を通過している血管を二次的に圧迫することになり、ますます血液循環を悪くしてしまいます。血行が改善されれば組織内にある水分や老廃物を取り去り酸素と栄養の補給で筋組織が活性化されてきます。

 

浮腫がある場合には必ず浮腫を取ることを第一条件とします。浮腫が取れれば、必ず状態が改善されて筋肉は活性化されて動きが良くなります。浮腫は足関節に多くみられるが、それが改善されてくると全身状態も良い方向に向かいます。

 

心臓からスタートして末端へ送られる血液が、末端から再び体内を通過しながら心臓へ戻ります。血液循環が良くなれば身体のあたたかさを感じることができます。浮腫が引くと脚も従来のあたたかさを取り戻し筋だけでなく皮膚にも良い環境を与えることができます。実際の浮腫対策として用いれれるテクニックは関節を動かして二次的に筋肉を動かすことの他、筋肉へ直接刺激を与える方法を取ります。

 

まず、足のMP関節を動かします。足のMP関節を両側から挟み込むように両手で中心部へ圧迫を加えます。↓

 

MP関節を上下に動かします。このときに両手からの圧をゆるめないこと。↓

 

足関節を動かして下腿三頭筋の収縮と伸展を行います。↓

 

下腿を両手で包み込みすべてを中心に向けて握るように圧迫します。アキレス腱から膝窩までの筋腹を収縮しながら下から上へと把握による圧迫を行い同時に横へゆらす↓

 

膝窩の動脈拍動部を持ち上げるぐらいの圧で圧迫します。↓

 

大腿内転屈筋群を手掌全体でつまみます。筋の方向に対して直角方向にゆらします。↓

 

次に股関節のリラクゼーションテクニックを行います。↓

 

膝関節60°~90° で股関節90°にセットします。↓

 

股関節は関節窩に大腿骨頭がきっちりとはまっていることを確認してから行います。↓(大殿筋などが萎縮しているときなど特に注意!)

 

不測の事態に備えて施術者は必ず内側の手で患者の足をしっかり下から支えます。↓(始めは重力をかけない状態ではじめる)

 

膝関節の角度を変えずに大腿骨を軸にしてねじり運動を行います。

 

リズミカルにねじるテクニックを数回行えば必ず股関節は開きます。↓

 

足の伸展位から最大屈曲位までの曲げ伸ばしを行います。↓

 

 

無理に開脚させると大腿部脛部が骨折を起こしたり、股関節部軟部組織損傷によって炎症から疼痛を起こしてしまうこともあります。股関節は多軸性関節なので、すべての方向から大腿骨を引き寄せるための筋肉が存在する。股関節が拘縮してしまうと、仙骨部に褥瘡が発生しやすくなります。鼠径部には大腿動脈が通り大腿神経が走っていて鼠径部のリラクゼーションにより、足全体の改善がなされることになります。

 

小平市で訪問マッサージをお探しならひまわり治療院の上野唯尊まで!!ご連絡お待ちしております!!最後までお読み頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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