訪問マッサージと膝の痛み

ひまわり治療院

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訪問マッサージと膝の痛み

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2017/11/26 訪問マッサージと膝の痛み

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こんにちは!小平市で訪問マッサージをいたしております。ひまわり治療院の上野唯尊です!!

本日はマッサージと膝の痛みというテーマでまとめてみました。本題に入る前に、筋肉について皆様と共通認識を確認させていただくために説明をさせていただきます。

筋肉について、

健康な筋肉は縮んだり(収縮)伸びたり(弛緩)することでポンプの役割をして血液やリンパを循環させています。しかし、筋肉が硬くなりポンプの働きが弱まると血液が滞るため、循環が悪くなります。さらに硬化した筋肉が血管を圧迫し、血流を低下させます。それによって細胞のあらゆる働きが低下し、さらなる循環障害を起こす。という負のスパイラルに陥ってしまうのです。この筋硬化を解消して本来のしなやかな筋肉の状態に戻すには筋硬化した部分をダイレクトにほぐすことが根本的な治療法になります。

手足や膝の痛みで専門医の診察を受けると、骨・関節にかかる力学的な要因をあげて、レントゲン・CT映像を見ながら関節の狭小化や変形を原因として痛みを解説されることが多いようです。こうしたことにより、筋肉や骨をつなぐ腱といった軟部組織よりも骨・関節の障害がすべての痛みの原因であるという錯覚を一般の方に植え付けることになります。

 

しかし、これはあくまでもレントゲン・CT映像により目に見える客観的な解釈です。私は手足の痛みの原因の多くは骨や関節以外の筋・腱などの軟部組織から起こっていると考えています。骨は単独では動くことはできません。どうして動いているのかと考えると、筋肉が骨や関節を支え動かしていることが、自然と理解できるのではないでしょうか。つまり、骨は柱の役目、それを動かしているのが筋肉ということです。

 

 

皆さんは、身体の痛みが骨や関節が神経を圧迫することで起こっていると思っていないでしょうか?特殊な場合を除いて痛みの多くは炎症が筋肉を興奮させることで起こります。「神経を興奮させる」という意味は神経が信号を発することと考えていただければ良いでしょう。

身体のある部分で炎症が起きると、その炎症が刺激となって神経が興奮し、その信号が脳に伝わります。そこで初めて痛みを感じているのです。炎症は正常な状態が何らかの異常になると起こります。

 

例えば打撲、打ちみ、自体が神経を圧迫したわけではなく、打ちみという理由で組織に傷がついて炎症が起こり、その炎症が神経を興奮させて信号を発します。この信号が脳に伝達されて私たちは痛みを感じます。脳は皮膚からの刺激や自律神経、そして情動など多くの信号をコントロールしています。痛みが慢性的になると時として、これらの信号が混線してしまうケースがあります。

 

すると、慢性的な手足の痛みが気分によって、とても強く感じられたり、軽く感じられたりするのです。また、痛い!と感じる場所が移動しているような感覚を持つこともあります。一部、骨のゆがみなどによって神経にダイレクトに圧迫して痛みを引き起こしている場合もないことはありませんが、その場合はよほど強い圧迫が生じているか、もしくは長期間圧迫されていたことが原因と考えられます。

 

 

炎症は主に、細胞や血管から出てくる化学物質の作用によって起こります。炎症は通常、ねんざや打撲、やけど、にきび、傷口の化膿など、主に細胞の損傷や感染によって現れますが、循環障害によっても炎症が起こることが知られています。

 

 

筋肉の場合はねんざ、打撲の外傷によって起こる他に、同じ作業の繰り返しや、同じ姿勢で長時間過ごすなどで、筋肉が疲労して硬くなることでも炎症が起こります。筋肉の硬化部分が残ることで循環障害に陥り、その場所が酸性に傾くことで炎症が起こるのです。ただし、炎症が起きると必ず痛みが出るわけではありません。炎症が小さいなどのとき、神経が興奮しない限り痛みは起こりません。

 

 

例えば、腰痛などで痛みを感じている人に運動させると痛みが軽減する場合がありますが、これらの場合の多くは運動により循環が改善されて炎症を引き起こす化学物質が減少したか、または筋硬化している周辺の筋肉の防御により、一時的に炎症部分に刺激が入らない状態になっているのです。従って、炎症が起こっても神経の痛みスイッチが入らない限り痛みを感じないことがあるのです。しかし、痛みを感じなくても身体の筋肉がすでにアンバランスな状態になっている可能性もあり、それを知らずに運動や日常生活を続けているうちに、重大な損傷を招くこともあり、注意が必要です。

 

 

痛みには、筋肉が硬くなる「筋肉由来」のものと、「神経由来」のものがあります。筋肉由来の筋硬化とは筋肉の損傷や循環障害などにより、筋肉自体が原因といなって起こる筋の硬化であり、筋肉の異常な状態を改善すれば筋硬化が改善するものをいいます。それに対して、神経由来の筋硬化とは神経の原因により生じる筋硬化であり、神経の異常な状態を改善することで筋硬化が改善されるものをいいます。一人の人間の中に筋肉由来と神経由来の筋硬化が混在することが多いのですが、筋肉由来の筋硬化が慢性化すると、神経にも悪影響を及ぼし神経由来の筋硬化に移行するケースがあります。

 

 

「痛み」の種類について

打撲や骨折などによる「急性痛」は原因がはっきりしている痛みですから原因が修復されれば痛みは改善されていきます。ところが、この原因がなんらかの影響で修復されることなく残ってしまい、痛みが長期化したり再発を繰り返したりするものを「慢性期の痛み」といいます。また、痛みの原因が修復されたにもかかわらず痛みが続くものを「慢性痛」といいます。急性痛が非常に強い状態であったり、痛みが長期に続いてしまった場合には痛みを伝える神経自体が異変を起こしてしまう・・・・・・

言いかえれば、神経が混線してしまった状態と想像できます。例えば、膝の痛みの原因となる部分を刺激しなくてもその周辺の動きや暑さ、寒さなどの刺激で原因部分を刺激されたかのような痛みが発生することを指しますが、このような症状の完全な治癒には時間がかかることが多いようです。筋硬化を放置していると、「痛みの悪循環」から抜け出すことができませんから、痛みの根本を治していくことが必要です。

 

 

「膝の痛みについて」

膝痛の原因多くは膝関節内の損傷(膝内障)と診断されるケースが多いようです。もちろん、膝関節の損傷は起こりますが、膝内障になる以前から膝の周囲に痛みを訴える方が多いようです。これは、膝関節をサポートする膝の周辺筋の硬化によって筋の張力がアンバランスになった結果と考えられます。直接の原因は長時間の立ち仕事、下肢筋肉の酷使や体重の増加などが多いといえます。痛みは比較的、単調に現れることが多く、太ももの外側の筋肉(外側広筋・中間広筋)が筋硬直すると、膝の外側から膝下の外側に痛みが出ることが多いようです。つまり、膝を中心とした筋肉の付着部周辺に痛みが現れることが多いため、痛みの部位から原因となる筋肉を特定し緩めてあげることが痛みを解消する第一歩です。膝とともに腰部の多裂筋、最長筋、殿筋群、腸腰筋、をまず緩めることが大切になります。

 

 

「膝の痛む部位別ケア対象筋肉について」

膝のお皿の周囲・お皿の下も含むの痛み→中間広筋・ハムストリングス(大腿筋の中で後面の屈筋群のことで大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋・膝窩筋)

膝の外側の痛み→外側広筋・中間広筋・大腿二頭筋・腓腹筋(外側頭)・膝窩筋・腓骨筋・大腿筋膜張筋

膝の内側の痛み→内側広筋・中間広筋・縫工筋・薄筋・内転筋・腓腹筋(内側頭)

膝を伸ばせない→大腿四頭筋(大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋)を中心に大腿全体の施術

正座ができない→下肢全域で主にハムストリングス・下腿三頭筋・膝窩筋

 

 

「膝の痛みに関係が深い下肢の冷えの治し方について」

脚の冷えの原因も筋肉の硬化によって引き起こされることが体験的にわかっています。硬化による循環障害で、下半身全体の筋肉がカチカチ・コチコチになっている人がいらっしゃいますが、下半身に血液を送る腹大動脈から大腿動脈への血流を良くすれば冷えは解消されます。その為には、腹部の筋肉へのアプローチが大切になります。糖尿病や動脈硬化に由来した血行障害による冷えは専門医による治療が必要です。

 

 

「膝が痛い」

膝関節は人体で一番大きい関節です。体重のほとんどが膝にかかるだけでなく、動きによってはその何倍もの力が膝に加わります。膝関節は大腿骨と脛骨そして全面の膝蓋骨の3つの骨で構成され、大腿四頭筋の腱が集まって膝蓋骨とその下の脛骨に停止(付着)しています。膝関節は屈曲しながら転がり滑り、屈曲した状態では回旋もできます。そうした複雑な動きの調整と衝撃を吸収するために、関節は半月板という軟骨のクッションが内外に2個入っています。頑丈にするために多くの靭帯が関節包の外側を補強していますが、膝はさらに関節の中にも前・後十字靭帯を入れて動きを保持しています。さらに多くの滑液包が摩擦を和らげています。

一口に膝が痛い!といってもこれらのすべてのパーツがそれぞれに痛む可能性があり、膝の障害はどこが悪いのかをその都度、判断していかなくてはなりません。

 

 

変形性膝関節症では、膝が腫れて痛い!膝をまっすぐに伸ばせない動かすとポキポキ音がするといった症状が出ます。

膝に水が溜まることもあります。もともと関節腔は適度な滑液で満たされていますが、炎症が起きるとたくさんの液が染み出て関節腔に溜まります。膝に水が溜まっているかどうかは膝蓋跳動をみるとわかります。膝を伸ばして、膝蓋骨に近い大腿部を足のつま先方向にてのひらで押し出しそのまま、膝蓋骨を上から押してぺこっと下に沈んだら水が溜まっています。体重オーバーだと膝への負担が重く変形性膝関節症になりやすいので、体重を軽くしましょう!また、膝まわりをあたたかくして血流を良くすることも大切です。そして予防に重要なのは大腿四頭筋を鍛えることです。膝関節に限らず関節を守って変形を防ぎ、変形性関節症の進行を防ぐにはその関節まわりの筋肉を鍛えるのが大切です。膝の場合この中で一番重要なのが、膝を伸ばす大腿四頭筋なので、そこを中心とした筋肉トレーニングを行いましょう!自転車こぎなども膝まわりの筋肉を鍛えるのによい運動といえますが、痛みの出ているときは無理なトレーニングは控えて下さい。

 

 

「脚の変形について」

O脚もX脚も変形性膝関節症で起こる状態です。普通の状態で大腿骨に対して脛骨はわずかに外に反っています。(外反)これがひどくなった膝を外反膝といいます。いわゆるX脚のことです。日本人の場合、内側の膝関節面の方が擦り減りやすいので逆に内側に沿っていく内反膝、つまりO脚になるケースが多くみられます。一度内反膝になると、体重のかかる線が膝より内側にきてしまうためますます進行するようになります。はじめは痛みだけでも、だんだんと水が溜まったり大きな変化が起きて関節運動が制限されることもあります。骨そのものは一度変形すると元の形に戻りませんので、予防が大切になります。体重を増やさない、膝まわりを冷やさない、そして大腿四頭筋を中心とした膝まわりの筋肉トレーニングをすることが最も重要となります。O脚もX脚も進行防止は大腿四頭筋などの膝まわりの筋力強化がポイントです。O脚は変形性膝関節症で内反が進むと起こります。

 

 

「アキレス腱痛の治し方について」

下腿三頭筋、すなわち腓腹筋とヒラメ筋の筋硬化による炎症が原因と考えられます。治療はこの二つの筋肉を緩めること、その周辺の筋肉の硬化を改善することで解消することが多いですが、ケアを怠るとアキレス腱断裂などの最悪のケースにも発展することがありますので、早めのケアーが必要です。アキレス腱断裂の場合手術となりしばらく歩くのに松葉杖使用となります。

 

 

膝関節を人工関節にされた方など、訪問マッサージをお考えでしたら、小平市のひまわり治療院の上野唯尊までお電話お待ちしております。小平市喜平町3-3から直線距離で16Kmまでが訪問可能範囲となります。インターネットの直線距離を測るサイトで簡単に調べることができます!お待ちしております!!

最後までお読み頂きありがとうございました!!

 

 

 

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